中国語を話せるエンジニアは採用価値がある?中国のIT事情を基に考えてみよう

中国語エンジニアキャプチャ

エンジニアを採用するうえで「技術力」のチェックは欠かせませんが、「語学力」もチェックしていますか。特に、グローバル展開を考える企業にとって、応募者の「語学力」は非常に大事になります。中国語を話せるエンジニアの採用するメリットはあるのか、中国エンジニアの技術レベルや中国語の広がりなどさまざまな観点から考えてみました。

●中国の技術者のレベルは高い。そして、これからも益々増えてくる。

中国にはレベルの高い技術者が数多くいます。人口の多さも要因の一つですが、アジアではインドに次いで優秀なエンジニアが多く存在します。

中国は1990年代からIT産業の発展を目指し、インフラ整備など施策を続けてきました。また、大学と連携しエンジニアの育成にも取り組んでいます。IT技術の習得に意欲的な人も増え、IT産業の発展しているアメリカやヨーロッパで経験を積み技術を持ち帰ってくる人も数多くいます。長年に渡って実施してきた施策が実り、近年では中国から世界的なIT企業が続々と登場しています。SNSなどのサービスを展開する「テンセント」は、2017年にアジアで初めて売上高5,000億ドルを突破し今ではGoogleやAppleなどと並び世界の5大企業と称されるようになっています。その他、Googleに次ぐ世界大2位の検索エンジンを誇る「バイドゥ」や大人気動画投稿アプリTik Tokを生み出した「バイトダンス」などもすべて中国のIT企業となっています。

また、国を挙げて「IT大国に成り上がる」という勢いは今後も加速し、世界に視野が向いたエンジニアが多数排出されることが予想できるでしょう。

電気代の安さ、通信料の安さ、国の各種バックアップが整っている点も、この勢いの下支えになるでしょう。

●中国の”今”の経済状況から、中国語を話せるエンジニアの可能性をみる

中国は1978年に改革・開放政策を打ち出し順調に経済成長を遂げてきましたが、中国経済の成長率はやや低調傾向にあり2019年度の経済成長率は6.1%に止まっています。政府目標は達成したものの、28年ぶりに低い水準をマークしてしまいました。しかし、世界屈指の経済大国と言われるだけあり、世界と比べると高い経済成長率をマークしています。2019年度の中国の経済成長率は6.1%に止まったと紹介しましたが、この数字は過去の中国と比べると低いものの、他国の経済成長率と比べると決して低い数字ではありません。日本の2019年第2四半期における経済成長率は0.3%、アメリカは2.1%となっていました。

最近では「中国はもう遅い」という風潮が漂いはじめていますが、そんなことはございません。広大な国土、莫大な人口、そして世界を席巻するぞという国全体の意識の高さから、今後数十年も間違いなく世界の中心となる市場になるでしょう。

参考:https://www.digima-japan.com/knowhow/china/15699.php

●世界で2番目に話されている中国語

言語の中には自国だけでなく、国を問わず世界で広く使われているものもあります。世界共通語として有名なのが、英語です。母国語として英語を話す人に加え、第二言語として英語を使う人、言語習得している人の総数は15億人にも上り、世界で最も使用されている言語となっています。

英語についで2番目に使用されているのが中国語です。中国語の使用者は11億人となっています。3位以降は10億人を切っており、英語と中国語の使用者が抜けて多くなっています。

英語を話せるエンジニアを採用している、またはこれから採用しようとしている企業は数多く存在しておりますが、中国語が話せるエンジニアについては視野が向いていないことが多いです。

しかし、人口から考える市場の大きさとパイから考えると、中国語が話せるエンジニアの可能性は無限大でしょう。

●意外と知られていない中国のIT企業が生み出したサービス

近年、中国のIT企業は、世界的に人気を誇るサービスを続々と生み出しています。中国のIT企業が生み出したサービスにはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

◎TikTok

全世界で16億件以上ダウンロードされている大人気動画投稿アプリの「TikTok」は、中国のIT企業であるバイトダンスによって生み出されたサービスです。2016年にアプリがリリースされ、リリースから3年経った2019年においても1年で7億件以上ダウンロードされるなどその人気はとどまることを知りません。TikTokに投稿される動画は15秒程度と非常に短く、撮影も編集も簡単に行えるのが特徴です。簡単な操作性も相まって、中高生を中心に多大な支持を得ています。

◎荒野行動

ゲーム分野でも中国のIT企業が存在感を見せています。全世界に2億人以上のプレーヤーを抱える「荒野行動」は、中国のIT企業「ネットイース」によって生み出されました。TesTee Labが調査したもっともハマっているゲームアプリランキングで、3位に入った実績もあるように高い人気を集めています。荒野行動は無人島に降り立った100人のプレーヤーが、生き残りを賭けて戦うバトルロワイヤルゲームです。1人でプレイすることもできますが、オンラインプレイにも対応しており複数人でプレイを楽しむことも可能です。友達だけでなく、ランダムでマッチングした相手とのプレイも楽しめます。

●中国語を話せるITエンジニアを採用するメリット

中国語は世界共通語である英語についで世界で2番目に話されている言語であり、グローバル展開を考えるうえで世界で通じる中国を話せる人材がいるのは大きな武器となります。また、中国語のネイティブスピーカーである中国人エンジニアの中には、非常に高い技術力を持った人も多くいます。「コミュニケーション」「技術力」という面において、中国語を話せるITエンジニアを採用するメリットは大いにあると言えるでしょう。

◎グローバル展開に有利

企業が海外展開をするとなると、必ず外国人とのコミュニケーションが必要となります。紹介したように中国語は英語についで世界で2番目に話されている言語であり、国を問わず世界各国で通じる可能性が高くなっています。そのため、中国語が話せるエンジニアがいることで、外国でのkミュニケーションが容易になりグローバル展開がしやすくなります。また、進出を考えている国の出身者など現地情報に詳しい人であれば、風習、文化のレクチャー、市場調査など現地の人とのコミュニケーション以外にも様々な活躍が期待できます。

◎技術力の高いエンジニアの採用が期待できる

中国語のネイティブスピーカーである中国人の中には、非常に高い技術力を持ったエンジニアが多数存在します。中国では大学と連携してエンジニアの育成に力を入れており、学生の頃からエンジニアの勉強を重ねている人も少なくありません。TikTokや荒野行動など世界的人気を誇るサービスを中国IT企業が続々と生み出しているように、中国におけるITの技術力が高まっていることは明白です。

●まとめ

中国では古くからIT産業の発展に力を入れてきました。近年は成果が実り、中国のIT産業は目覚ましい発展を遂げています。アジアで初めて売上高5,000億ドルを突破した「テンセント」や大人気動画投稿アプリTik Tokを生み出した「バイトダンス」、世界で数億人がプレイする「ネットイース」など多くの企業が台頭を見せています。大学と連携してエンジニアを育成するなど、育成にも力を入れておりレベルの高い技術者が多くなっています。さらに、中国語は世界で2番目に話されている言語であり国を問わず世界各国で通じやすくなっているので、中国語が話せると異国の人とコミュニケーションをとりやすくなっています。そのため、グローバル展開を考える企業にとっては、中国語を話せる人材は非常に貴重な存在となるでしょう。中国人をはじめ中国語を話せる人材を採用するメリットは大いにあります。中国語を話せるエンジニアの採用を、検討してみてはいかがでしょうか。