世界でも大人気インド人エンジニアの特徴とは|日本のエンジニア不足を救う外国人エンジニア

ITの需要が高まりを見せる中、日本では長年深刻なエンジニア不足に悩まされています。国内の労働人口が減少する中、人材不足を緩和するのに大きな役割を果たしているのが外国人エンジニアです。今回は世界でも人気の高い、インド人エンジニアについて紹介します。インド人エンジニアの技術レベルや語学力、実際にインド人エンジニアを雇用した企業の声まで詳しく紹介するので、インド人エンジニアの採用を考えている企業の方はぜひ参考にしてください。

●日本におけるエンジニア不足の実態と外国人エンジニアの就労状況

パソコン片手にメモを取る外国人女性

日本では少子高齢化の影響もあり、エンジニアの数が年々減少しています。一方でIT人材の需要は右肩上がりに伸びており需要と供給のバランスが取れず、エンジニア不足が問題となっています。2015年時点で人材不足の規模は17万人となっており、2030年には59万人にまで人材不足の規模は拡大すると予測されています。国内の人材だけでは人材供給が追いつかない中、注目を集めているのが外国人エンジニアの採用です。情報通信業で活躍する外国人労働者の数は、2008年から2015年の7年間で約2倍に拡大しています。

特に多いのが中国人労働者で、情報通信業に就労している外国人労働者の53%を中国人労働者が占めています。続いて、韓国人が15%、アメリカ人、ベトナム人が4%づつとなっており、アジア人が多くなっています。

●インド人エンジニアの特徴

モノクロのオフィス街

採用後に後悔することがないように、インド人エンジニアの特徴を把握しておきましょう。気になる技術レベルや英語力、性格と多様な観点から、インド人エンジニアについて紹介します。

◎インド人エンジニアの技術レベル

インドでは初等教育の段階からプログラミングの授業が導入されていることもあり、優秀な技術者が数多く育っています。

また、インド工科大学(IIT)は世界でもトップクラスの理数系大学として知られています。レベルの高さや優秀な卒業生を数多く輩出していることから多くの企業がインド工科大学の学生を採用しており、新卒の段階から年収1,000万円を超える好条件を提示している企業も珍しくありません。

世界のプログラマーの約1割はインド人が担っているとも言われており、Googleやソフトバンクと言った世界的有名企業のCTOも数多く輩出しています。

インドは人口が非常に多く、人材が多いのも特徴の一つです。2025年には中国の人口を上回り、世界一になるとも言われています。インドの人口層は日本とは正反対で、若い人口の割合が多く高齢者が少ないのも特徴の一つです。人口の約半分は30歳以下となっており、働き盛りの労働人口が多くなっています。

◎インド人の性格の傾向

仕事をする上で社員の能力を把握することも大切ですが、人柄を知ることも重要です。インド人はどのような性格をしているのか、詳しく見ていきましょう。

・ハングリー精神が強い

インドの給与は非常に安く、平均月収は4万円前後となっています。そのため、海外で就労を目指しているインド人の中には、高収入を求めている人が多くハングリー精神が非常に高くなっています。良い条件を求めて転職を繰り返す人も珍しくなく、転職するまでの平均年数は3年と非常に短いのが特徴です。

また、インド人エンジニアは非常に優秀な人材が多く、欧米の企業は3,000万円台の年収を提示する企業もあるなど獲得競争は非常に激しくなっています。

優秀なインド人エンジニアに長期に渡って活躍してもらうためには、実力に見合う給与や充実の福利厚生など高待遇を用意する必要があるでしょう。

・プライベートを重んじる

インド人はプライベートを重んじる傾向にあります。もちろん就業時間はきっちり集中して仕事に取り組みますが、仕事は就業時間内に終わらせてその後はプライベートの時間を楽しむという人が多くなっています。日本では就業時間を超えて残業を強いることも珍しくありませんが、インド人の働き方には合わない可能性もあります。

・コミュニケーション能力が高い

インド人は社交性が高く、初対面の人ともすぐに仲良くなることができます。コミュニケーション能力が非常に高いので、チームで仕事を進める際や取引先とのやり取りの際も不自由を感じることはないでしょう。

ただし、とにかく話すことが大好きで、時には自分の話に夢中で他の人の話に耳を傾けていないこともあるので注意が必要です。

◎インド人の英語力

母国語が異なる外国人エンジニアとコミュニケーションを取る際は、世界共通語である英語を使ってコミュニケーションをとっていくことになります。そのため、円滑に仕事を進めるためには、外国人エンジニアが英語を話せる力を保有していることが非常に重要になります。

その点、インド人は比較的流暢に英語を話せる人が多く、コミュニケーションの問題はないでしょう。インドでは第二公用語として英語が用いられているおり、英語に触れる機会が自然と多くなっています。また、多言語国家であるためインド国内でも地方によって異なる言語を用いることもあり、インド国内の共通語として英語が使用されています。

このように実際に英語を話す機会も多く英語が身につきやすい環境で育っているため、インド人は高い英語力を保有している人が多くなっています。

●インド人エンジニアを雇用した企業の声

パソコンを使用する様子

近年、日本でもインド人エンジニアを雇用している企業が急増しております。弊社でもインド人エンジニアを多数派遣しております。

気になるインド人エンジニアに対する、リアルな企業の評価を紹介します。

東日印刷では人材派遣会社のインターンプログラムを利用し、インド人エンジニアの採用を成功させました。インターンの期間は2ヶ月間で、インターン終了後双方が同意に至れば正式に契約を結ぶという形が取られていました。まず、企業が評価していた点が、「レベルの高さ」です。

インターン生は世界最高峰レベルのインド工科大学の学生であったこともあり、有用なアプリを簡単に作成してしまったことに企業は驚きの声を上げていました。インターン中に作成したアプリは有料で導入も検討されているほど、出来が高いものに仕上がっています。また、熱心に日本語を勉強する姿勢に関しても評価の声が上がっていました。インターン期間中の働きぶりが評価され正式採用に至っており、採用という結果が物語るようにインド人エンジニアに対する評価は高いものになっています。

●インド人エンジニア採用の流れと注意点

日本人採用とは勝手が異なるインド人エンジニアを採用するには、どのような流れで手続きを進めていけば良いのか見ていきましょう。

◎人材会社へ依頼

インド人エンジニアを採用する方法として一般的なのが、人材会社へ依頼する方法です。人材会社を活用すれば自社の採用条件にマッチした人材を紹介してもらうことができ、効率よく採用活動が行えます。

また、紹介先に不利益になるような人物を紹介することがないようにインド人エンジニアのスキルや語学力については事前に人材会社でしっかり調査されており、安心して採用を行えるのも人材会社を活用するメリットの一つです。

◎ビザの確認を忘れずに行おう

インド人エンジニアに限らず、外国人を雇用するうえで必ず行わなければいけないのがビザの確認です。

外国人が日本で働くためには「就労ビザ」が必要となります。就労ビザを保有しておらず採用の時点でインド人エンジニアが国外に居住している場合は、採用会社が代理人となり在留資格認定証明書交付申請の手続きを行います。

審査の結果許可が下りれば在留資格認定証明書が発行されるので、インド人エンジニアに証明書を送付してください。そして、インド人エンジニアが在留資格認定証明書を自国の日本大使館に提出すれば、ビザの発給が完了となります。来日する際は在留資格認定証明書 とパスポートに押印されたビザを忘れずに持参し、入国審査を受けるように説明してください。入国審査を経て在留カードを交付されてはじめて、正式に在留が認められたことになります。

●まとめ

インドでは初等教育の段階からプログラミングの授業が実施されていることもあり、インド人エンジニアのレベルは非常に高くなっています。

実際にインド人エンジニアを採用した日本企業もからも、技術力の高さを評価する声が上がっていました。ただし、その技術力の高さゆえにインド人エンジニアは各国から人気が高く、新卒の段階で1,000万円を超える給与を提示して採用に結びつけようとする企業もあるほど競争率は高くなっています。また、インド人はハングリー精神が強く高待遇を求めて短い期間で転職をしてしまうこともあるので、長期に渡って自社で活躍してもらうためには定期的に待遇を見直すなど企業も努力することが大切となります。