ジャヤ チャクラバルティ
Jaya Chakrabarty
営業本部/第1人材採用部
・歴史を物語る街、コルカタがふるさと
・多国籍エンジニアとの給与交渉に奮闘する日々
・日本とインドの「時間の感覚」の違いに驚き
・将来の夢は人事のエキスパート
営業本部/第1人材採用部
・歴史を物語る街、コルカタがふるさと
・多国籍エンジニアとの給与交渉に奮闘する日々
・日本とインドの「時間の感覚」の違いに驚き
・将来の夢は人事のエキスパート
私はインドの西ベンガル州の州都、コルカタの出身です。コルカタはかつてカルカッタと呼ばれ、イギリス統治時代のインドの首都でした。そのため街には今でも100年以上前に建てられた英国式のクラシックな建物が並び、ホテルや博物館として公開されているところもあります。
また世界的に有名な詩人でアジア人初のノーベル賞受賞者ラビンドラナート・タゴールもコルカタで生まれ育ちました。タゴールは何度か日本を訪問していて、サンウェルがある横浜の三溪園に滞在したこともあるそうですよ。コルカタのシンボル、ハウラー橋はタゴールにちなんでラビンドラ・セトゥとも呼ばれています。
コルカタでは女子校で子供時代を過ごしました。礼儀作法に厳しい学校ではありましたが、学校生活は楽しかったですね。特に英語や科学が好きで、新しいことを学ぶことにワクワクしていました。母校のカルカッタ大学の近くには魅力的な本がぎっしりと並ぶ書店街があり、学校帰りに本屋を巡ったりカフェに寄るのも楽しみでした。
日本には夫の転勤に伴い引っ越してきました。最初は日本語がまったくわからなかったので、食器用洗剤と洗濯用の洗剤を間違えて買うなど困ることがありました。そこから独学で日本語を勉強しはじめました。
その後、人事と採用の仕事に興味を持ち、サンウェルに入社しました。今は第1人材採用部で外国籍エンジニアのリクルートや、給与交渉、契約書の作成などを担当しています。仕事中でいちばん大変なのは派遣エンジニアの給与交渉ですね。エンジニアはインド、ネパール、フィリピンなど、さまざまな国の出身者がいますので、給与についての考え方やこだわりのポイント、交渉スタイルも違ってきます。その違いにあわせて粘り強く交渉して、エンジニアもこちらもハッピーになれる調整ができた時にやりがいを感じています。
日本とインドがまず違うのが時間の感覚ですね。オフィスで「9時に仕事スタート」というと日本では5~10分前には席に着き9時には仕事を開始できることを指しますが、インドでは9時までに席に座っていれば良いという考えが一般的です。また日本では長期のスケジュールが事前に決まっていて、その通りにものごとが進むことにも驚きましたね。子供を地元の小学校に通わせているのですが、4月に新しい学年になるたびに、授業のカリキュラムや遠足や運動会といった1年間の細かいスケジュールを渡してくれることにびっくりしました。
また日本の電車の中に「メンタルケア」の広告が多いことも印象的ですね。日本は街も清潔で、人もみな礼儀正しく親切です。ただその裏には目には見えないルールやしばりがあって、それで息苦しくなってしまうのかもしれませんね。日本のひとたちも自分の思いや考えをあまり抱え込まず、私たちインド人のように周りの人と積極的に話すようにすればストレスも軽くなるかもしれません。
将来はもっと人事に関する専門知識を学び、経験を積んで、その分野のエキスパートになりたいと考えています。新人教育などにも携わり、リーダーとして人をまとめられるようになりたいですね。
●自宅の庭と稲村ケ崎
インドに住んでいたころからガーデニングにはまっていて、今も自宅の庭でレモンやひまわり、バラなどを育てています。また海と山が同時に見られる景色も好きで、鎌倉にある稲村ケ崎がお気に入りです。天気が良ければ江の島と富士山が一望できますよ。
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