日本or海外 エンジニアとして働くならどっち?労働環境を徹底比較

日本と海外の待遇の違いキャプチャ

エンジニアのみなさん、今の労働環境に満足していますか。同じエンジニアでも日本と海外では、労働環境が大きく異なります。日本と海外におけるエンジニアの労働環境の違いや、海外で働くメリット・デメリットについて紹介するので、日本と海外の働き方を比較し自分にあった働き方を探してみてください。

●日本と海外でエンジニアの待遇はこんなにも違う 

同じエンジニアでも、日本と海外では待遇が大きく異なることをご存知ですか。日本に比べて海外ではエンジニアの地位が重んじられているケースが多く、好待遇で迎え入れられるケースも 多くなっています。


◎日本に比べて海外は給与が高い傾向にある

給与の面を見てみると国によって給与は大きく異なるものの、日本よりはるかに高い給与をもらっている国もあります。特に群を抜いて高いのがアメリカで、経済産業省によるとアメリカのIT人材の平均年収は1,157万円でした。ちなみに日本は598万円となっており、アメリカとは約2倍の差があります。

アメリカはITが非常に発展している国であり、シリコンバレーにはGoogleやAppleなど世界を代表する企業をはじめ数多くのIT企業が集まっています。エンジニアの地位も高く、エンジニアの平均年収1,157万円というのはアメリカの全産業と比べても非常に高い数字です。

また、日本では未経験からエンジニアになることも珍しくありませんが、アメリカでは大学で情報工学を学んだ人がエンジニア職に就く傾向にあり新卒の段階から1,000万円を超える収入を手にしている人も存在します。

◎休暇が取りやすい

労働環境も日本と海外では大きく異なります。日本でエンジニアとして働くとなると、残業や休日出勤は当たり前でとにかく休みがないというケースも珍しくありません。システムトラブルが発生すれば曜日や時間に関係なく対応にあたらなければいけませんし、納期も厳しくどうしても労働時間が長く休みが取りづらくなっています。しかし、同じエンジニア職でも、海外ではほとんど残業がなく休日もしっかり取れるというケースも多くなっています。労働環境に大きな差が生まれる背景には、仕事に対する考えの違いがあります。日本では納期は絶対であり、残業や休日出勤をしてでも納期以内に仕事を終わらせようとします。オーストラリアでは納期よりも品質を優先する傾向にあり、納期に間に合わなければ納期を調整し無理に残業をして納品を行おうとはしません。また、日本では自分の仕事が終わっても他の社員の仕事が終わっていなければ帰れない傾向にありますが、海外では自分の仕事が終わればさっさと帰ることも珍しくありません。

●なぜ日本のITエンジニアの労働環境は劣悪なのか

紹介したように日本のエンジニアの労働環境は、海外に比べると良いとは言えません。なぜ、日本のエンジニアの労働環境は悪くなってしまうのか、背景には下請け構造の蔓延が挙げられます。

下請け構造とは仕事を受注した大手企業が仕事を分割して中小企業に割り振り、さらに中小企業が仕事を零細企業に割り振っていくというように仕事をどんどん下請けに回していく階層構造を指します。元請け企業は自社が契約をした金額よりも安い金額で仕事を回していくため、下請け企業に入るお金は自ずと少なくなっていきます。多重な下請け構造が敷かれているケースも珍しくなく、末端の企業は非常に安い金額で仕事を請け負っていることもあります。そのため、下請け企業に勤めていると、どうしても安い給料で働かされてしまうという現実があるのです。

また、下請け企業は元請けの企業よりも立場が弱く、元請けの要望を全て飲まなければいけません。急な追加発注など不測の事態にもすぐに対応しなければいけないため、労働時間が長くなりがちで残業や休日出勤も多くなっています。

●海外でITエンジニアとして働くメリット

同じエンジニアとして働くにしても、日本で働くのと海外で働くのでは労働環境が大きく異なります。海外で働くメリットとしては、労働環境が整備されており高収入目指しやすいことがあげられます。海外で働くメリットを、さらに詳しく見ていきましょう。

◎高収入を目指しやすい

海外では実力主義の傾向が強く、実力さえあれば年齢や性別に関係なく高収入を目指しやすくなっています。日本では実力よりも年功序列で評価が決まるケースが多く、実力があってもなかなか給与に反映されないことも珍しくありません。海外では新卒の段階から1,000万円近い収入を得る人もいるように、評価に年齢は関係ありません。また、アメリカのようにエンジニアの地位が高い国ではエンジニアの給与が他の産業に比べて非常に高くなっており、活躍次第で高収入を目指しやすい環境が用意されています。

◎労働環境が整っている

労働環境が整っているのも、海外でエンジニアとして働く大きなメリットです。もちろん国や会社にもよりますが、残業をせずに定時で帰れることも珍しくありません。また、有給休暇も取得しやすく、メリハリをつけて仕事を進めやすくなっています。

◎ハイレベルな環境で仕事ができる

ITの発達した国の企業には、各国から技術力の高いエンジニアが集まってきます。優秀なエンジニアが揃うハイレベルな環境が用意されており、技術力を磨きたいという人にとっては最良の環境で仕事が行えます。

●海外でITエンジニアとして働くデメリット

海外でITエンジニアとして働くのはメリットも多いですが、いくつかデメリットも存在します。海外への就職を決めてから後悔することがないように、海外でITエンジニアとして働くデメリットについても確認しておきましょう。

◎実力がなければ活躍できない

海外でエンジニアとして活躍するには、とにかく「実力」が大事です。海外でITエンジニアとして働くメリットとして実力があれば年齢や性別を問わず活躍できると紹介しましたが、裏を返せば実力がなければ活躍できないとも言えます。日本であれば一度会社に入社すると、問題を起こさない限り解雇に至ることはありません。しかし、海外の場合は実力がないと判断されたい時点で、解雇されてしまうケースも珍しくありません。仕事に安定を求めたいという人には、海外の働き方は合わないでしょう。

◎言語の壁がある

仕事を進めていくうえで、コミュニケーションは非常に重要となります。そのため、海外で働くとなると、当然現地の言葉を話せるようにならなければいけません。言語を正しく理解し使いこなせないと、コミュニケーションがうまく取れず思わぬトラブルに発展してしまう恐れもあります。

また、日常生活を送るうえでも、言葉が通じないと不自由を感じることが多いでしょう。

●日本でITエンジニアとして働くメリット

海外で働くメリットもたくさんありますが、日本で働くメリットもたくさんあります。続いて日本でITエンジニアとして働くメリットを紹介します。

◎安定した雇用体制

日本で働くメリットは何と言っても「雇用の安定性」にあります。海外の企業では結果が出せなければ即クビということも珍しくありませんが、終身雇用制度が定着している日本においてはこのようなことはまずありません。法に触れる行為など大きな問題を起こさない限り、自らの意志に背いて退職させられることはなく安定して働くことができます。

◎教育制度が整っている

終身雇用制度が定着している日本では、長期雇用を前提に採用が行われており社員を一から育てようと充実した教育制度が敷かれています。OJTなどを通して業務に必要な技術やマナーをしっかり身につけることができ、着実なスキルアップが期待できます。

◎海外と同じような働き方も可能

日本の企業であっても海外にシェアを多く持つ企業や、海外展開を視野に入れている企業では、海外と同様の待遇を敷いているケースも多くなっています。そのため、日本企業であっても、海外企業と同じような環境で働くことも可能です。

弊社が紹介する企業様では、世界にシェアを持つグローバル企業ですので、日本でありながら海外と同じような待遇で働くことが可能です。

●まとめ

同じエンジニアという仕事でも、働く国が変われば用意されている待遇は大きく変わります。日本のIT業界は下請け構造が広がっており、下請け企業では安い給料で長時間労働を強いられることも珍しくありません。一方海外では日本に比べ労働環境が整っている国が多く、給与や休日の面では満足できる環境で働きやすくなっています。ただし、海外は実力主義の傾向が強く成果を出せばその分待遇に反映されますが、成果をださなければ簡単に解雇となってしまうことも珍しくありません。実力を生かして活躍の場を広げたいという人にとっては海外での働き方がぴったりで、安定を求めたいという方は日本での働き方が適していると言えるでしょう。自分の志向に合った場所で、エンジニアとして活躍しましょう。